無電解ニッケルめっきとは
無電解ニッケルめっきは電気ニッケルめっきとは違い、電気を使わずに化学的還元作用を利用してニッケル皮膜を形成するめっき手法です。
特徴
膜厚の均一性
電気ニッケルめっきは、めっきする製品に対して、電気が通りやすい部分と通りにくい部分が発生するため、均一な膜厚になりにくいです。
一方で、無電解ニッケルめっきは、電気を使わず化学的還元作用を利用して行うめっきのため、複雑な形状の製品であっても、膜厚が均一になりやすい特徴があります。また膜厚の均一性に優れていることから寸法精度も維持することが可能です。
耐食性に優れている
無電解ニッケルめっきは、一般的に電気ニッケルめっきよりも耐食性に優れています。無電解ニッケルめっき皮膜には数%のリンが含有されており、電気ニッケルめっきよりもピンホールの少ない皮膜が形成されます。また膜厚の均一性も優れていることから、緻密な皮膜を形成するため、耐食性の強さにも繋がっております。
耐久性に優れている(耐摩耗性)
無電解ニッケルメッキは、電気ニッケルめっきに比べ硬度が高いという特徴があります。硬度が高いことで摩擦等に強くなり、耐久性が上がります。また無電解ニッケルめっきは、めっき後に熱処理を加えることで硬度がより高くなるという特徴もあります。

対応素材
鉄、アルミ、銅合金、ステンレスに対応可能です。
製品サンプル





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対応サイズ

無電解ニッケル槽
サイズ:530 × 1400 × 400
補足:サイズ外も対応可能です。