パーツ精工NEWS【2025年9月号】
残暑の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
いまだ暑い日が続いておりますが、皆様お変わりないでしょうか。
さて、前回は当社の溶接対応についてご紹介をさせて頂きましたが、
弊社では表面処理事業部での無電解Ni、黒染め等の処理対応も行っており、
今回はその中の一つである「電解研磨」の取組みをご紹介致します。
表面処理事業部
住所:埼玉県越谷市増森1544-14
「電解研磨」とは
酸性の電解研磨液を用いて金属表面に直流電流を流し、
微細に溶解させることで平滑化・清浄化を図る表面処理技術です。
医療部品や食品機械、半導体・液晶製造装置など、
高い清浄性が求められる先端分野でも広く活用されています。
【対応可能サイズ】
1,000mm X 600mm X 400mm(形状によりオーバーサイズも対応可)
※部品1個ずつ専用治具にセット(引っ掛け)しての処理となります
ロット:1個~数千個まで対応可
材質:SUS材のみの対応となります
【電解研磨の特徴】
★ステンレスの表面の凹凸を平滑化して光沢が得られ、耐蝕性に優れている。
電解研磨は金属表面を微小に溶かす方法の為、ミクロンレベルで平らに仕上がります。
★表面が滑らかで不純物がつきにくい。
金属表面を溶液内で溶かして研磨する為、表面の付着物は処理中に除去されます。
電解研磨後の表面は平滑性に優れ、新たな付着物が付きにくく清浄性に優れています。
★バフ研磨で見えないキズ、ピンホールなどが見えてくる。
バフ研磨は金属表面を削る研磨方法です。
そのため、一見は平滑に見えますが、拡大してみると多数の傷が付いています。
★電解研磨によって不動態被膜ができ錆びにくい。
金属表面に強固な不動態皮膜が形成されるので、耐腐食性が良くなります。
まずはご相談ください!
お客様の課題に並走し、最適なソリューションをご提案いたします。
残暑厳しい折ではありますが、体調にお気をつけてお過ごしください。